もう一度「品質」を当たり前の基準にしよう:エンジニアが今こそ取り組むべきこと
Let's make quality the norm again
Let's make quality the norm again
近頃、ソフトウェア開発の現場で「動けばいい」という風潮が強まっていませんか?納期優先で技術的負債を積み重ねるのではなく、エンジニアとしての誇りを持って、かつての『高品質なプロダクト作り』を再び標準の基準(ノルマ)にしていきましょう。妥協なき開発を取り戻すためのマインドセットについて議論しましょう。
プライス・ディスカバリー(価格発見)に関係しているのは確かなんだけど、例えば10倍の価格を払ってまで品質を上げたくない層がいるよね。でも僕の理論では、品質の低下っていうのはインフレの隠れた形態の一つだと思う。規制でコストYが増えても製品価格Xを維持しなきゃいけないから、中国に製造拠点を移して原材料をケチる。あるいは市場原理にそれを強制させるわけだ。
個人的に、ここで非常に有害な2つの影響があると思う。
「高品質ブランド」として高い耐久性を求めてプレミアム価格を払っているのに、経済的インセンティブのせいで「売り抜け(ブランド名を最大限に利用して可能な限り安く作る)」に走るケース。消費者が気づくまで時間がかかるし、短期的な業績が何よりも優先されがちだからね。
ノーブランド(あるいは消えゆくブランド)の増加。これだと業者は安っぽいゴミを売っても全く痛手がない。逆に、少し高い高品質な製品は売れなくなる。消費者はみんな「どうせ高い金を取って同じような安物をつかまされるんだろ」と疑うからさ。
昔はブランド品なんてカモのための無駄遣いだと思ってたけど、今は貴重な判断指標になり得るんじゃないかと思ってる。
本当に必要なのは、企業がそのブランドを維持せざるを得ないようにすること、そしてブランドを使い捨てにして利益を上げるのが、誰が見ても愚かな決断になるような仕組みを作ることじゃないかな。
その意見には賛成。「昔のものは長持ちしたし、無限の成長を追い求める企業だけの製品じゃなかった」という話はよく出るけど、実際にはそういう製品は今でも手に入る。ただ、今はソーシャルメディアやSEO経由でしか情報を見つけられないから、事実上見えなくなってるんだよね。
探せば、高品質で長持ちする製品は良い価格で手に入るよ(ここで言う良い価格ってのは、安物って意味じゃなくて、対価に見合う素晴らしい価格ってこと)。
僕は推論能力の高いLLMを使って、こんなプロンプトを投げて活用してる。
「[カテゴリ]で高品質なものが欲しい。条件は[要件]だ。性能が上がらないのに名前だけで高いブランド料を払いたくない。
[地域名]の[カテゴリ]製造クラスターを見つけて、そこから直接買える業者を探してくれ。
普通のオンラインストアでもいいけど、もっと裏道的なルートも試してほしい。
(このプロンプトは適宜修正してるけど、基本はこんな感じ)
製品やブランドを確認するために、こんな追加プロンプトもすごく役立つよ。
「今度は同等の品質(客観的な数値で測れるものが理想)を持つ大手ブランドの製品を探して、[ストア名]の製品と価格を比較して見せてくれ」
これで驚くような発見がいくつもあった。ちょっとした小物以外の買い物のほとんどはこれでやってるし、結果として以前よりずっと安く、ずっと高品質なものを手に入れられるようになったよ。
そもそも品質なんて、昔からそんなに当たり前のものじゃなかったよ。安いものは常に品質に圧勝してきたんだから。
欧米の労働者階級は、何十年も中国からの安い輸入品に文句を言ってきたけど、結局その市場を自分たちの金で支えてきたのは誰なんだっていう話だ。
飛行機の常連客は規制緩和前の豪華な時代を懐かしむけど、いざ自分が選んだLCCが機内持ち込み手荷物の制限を厳格に適用し始めると大騒ぎする。結局みんな広告は嫌いだけど、毎日使ってるサービスに1円たりとも払いたくはないんだよね。
一番の問題は、価格は簡単に比較できるけど、品質はそうはいかないことだ。
最近Amazonでステンレス製の浴槽を買ったんだけど、届いてみたら実は亜鉛メッキだった。普通の人は違いなんてわからないだろうし、業者はあえてそう表記しているのかもしれない。でも、製品のパフォーマンスや耐久性において、この違いは致命的だ。
価格比較サイトみたいに「品質の良い順に並べる」機能や、「本物のステンレスのみ」でフィルタリングする仕組みはない。結局、ユーザー自身が知識を持っていないとダメなんだ。
実店舗で買い物をするのは有効だけど、何を確認すべきかを知っておく必要がある。冷蔵庫なんて良い例だ。みんな実店舗で買うけど、モデルAとモデルBのどちらが長持ちするかなんて外見じゃわからない。価格を品質のバロメーターにしたくても、最近の高級冷蔵庫は構造が複雑だから、かえって数年早く壊れる可能性が高い。彼らは「客は配線図の読み方なんて知らないだろう」と見越して売っているようなものだ。
その対策としてYouTubeやレビューを参考にする人も多いけど、そこもアフィリエイトや企業案件といった歪んだインセンティブで溢れかえっている。判断するのは本当に難しい。
品質を可視化して、比較・並び替え・フィルタリングできるようにしなきゃいけない。欠陥のある設計は返品の正当な理由として認めるべきだし、メーカーには推定寿命の表示を義務付けるべきだ。耐用年数まで保証を付ける製品には税制優遇措置を与えるとかね。
高品質なものを効率的に作る方法を模索して、単に値段が上がるだけの状況を脱却しないと。長寿命な製品を作るための最適な設計や技術をまとめた公的なデータベースがあればいい。耐久性に関する特許は研究を促すために期間を延長しつつ、3年後にはライセンス開放を義務付けて一般化させるとか。
これで全てが解決するわけじゃない。食の品質や住宅の価格の問題はもっと複雑だ。でも、インセンティブを変えていくことで、「良いものを作る価値」を正当に評価する文化へとシフトできるんじゃないかな。
…で、結局それに対してお金を払う気はあるのかい?もし払うとして、同じような人がどれくらいいる?さらに言えば、低品質か高品質かを見分ける方法はあるのか?
https://en.wikipedia.org/wiki/The_Market_for_Lemons
それは間違った前提だよ。もともと品質なんて当たり前のものじゃなかった。
今当たり前じゃなくなったのは「買う前に実物を手に取って確かめる体験」だよ。全部メール便で送られてきて、買ってから初めて中身を見てびっくりする。そんなの狂ってるよ!
関税の話が好きなら簡単な解決策があるよ。100ドル以上の輸入品には、すべて10年間の完全保証を義務付けることだ。[1]
[1] https://en.wikipedia.org/wiki/Magnuson%E2%80%93Moss_Warranty_Act
個人のプロジェクトだと、僕はあえて品質を求めないこともあるよ。1年前に3Dプリンターでモデルを設計することにハマったんだけど、だんだん安全率を減らして、用途に必要な最低限の強度にするコツを覚えたんだ。材料も印刷時間も節約できるからね。プリンターの持ち手みたいに、壊れたら本体がダメージを受けるようなものにはケチらないけど、アート作品(3DBenchyとか強度なんて必要ないでしょ?)や、ただのキャップ、寸法の試作なんかにはプラスチックを減らして作る。それに、必要ならいつでも再印刷できるってわかっていると、パーツを壊したり失くしたりすることへの不安が減って、むしろ気軽になれるんだ。
買い手に対して要求が高すぎると思うな。たかが長持ちするシャツを買うために、生地や縫製の知識を学んで、今のブランドの親会社がどこかまで調べなきゃいけないなんて、異常だよ。