ここ数十年の臨床試験の失敗率がヤバすぎる件
Clinical Failure Rates over the Decades: Yikes
Clinical Failure Rates over the Decades: Yikes
ここ数十年の臨床試験における失敗率を振り返ってみたが、正直言って目も当てられない惨状だ。
まったく驚くことじゃないね。引用されてる『91%という失敗率について考えてみてほしい。プレゼンでこれを出すと、もし自動車の新型モデルの91%が工場から出荷できず、旅客機の91%が離陸できなかったらどうなるか考えてみてくれと問いかけるんだ』という部分は、全く見当違いな比較だよ。物理的なモノにはエンジニアリングや職人芸の応用、試行錯誤があるからね。現代の医学に関しては、ようやく西部開拓時代を抜け出し始めたところ、いや、そこから少し先に進んだ程度なのかもしれない。
むしろ時間が経っても数値が上がっていないことに驚きだよ。本来なら、簡単な果実(低コストで開発できる薬)が取り尽くされれば、失敗率は上がるのが普通だからね。だから、数値が安定しているというのは、科学的な進歩が、薬の標的を見つけるという(おそらく難易度が上がっている)課題と、なんとかペースを合わせられている証拠なんだろう。
研究職にいる身からすれば、これっぽっちも驚きじゃないな。ある特定の病気を治療(というより大抵は症状の緩和)できるものを見つけるのは難しい。さらに、その治療に必要な用量で安全性も確保するとなれば、なおさら困難だ。これをもっと早くやる方法があるかって?多分ないだろうね。90年代に自動ドラッグスクリーニングが導入された時と同じで、AIが貢献できる範囲も結局は限られているだろうし。
なぜ彼は他に選択肢がないと結論づけているんだろう?他分野ではこんな状況は異常だと自分で言っておきながら。だったら改革すればいいじゃないか。
徐々に現れ始めている選択肢はあるよ。多くの治験は「失敗」に終わるけど、候補薬が特定の識別可能な被験者グループにはすごくよく効くケースがある。今のところ製薬会社は、広く市場に出せないという理由でそうした薬の追求を諦めてるけど、将来的に救われる人が出てくる可能性はまだ残されている。