【脱・クラウド依存】ローカルのiMessageやSlack、ファイルまでAIにフルアクセスさせる「Local MCP」を公開しました
Show HN: Local MCP – Claude/ChatGPT read your iMessage, Teams, files on-device
Show HN: Local MCP – Claude/ChatGPT read your iMessage, Teams, files on-device
AIアシスタントは便利ですが、肝心の「自分の文脈(メールのスレッド、カレンダー、iMessage、ローカルにあるファイルなど)」を読み込ませようとすると、いつも壁にぶつかっていました。既存のクラウド型コネクタは公開API経由でしかアクセスできないため、ローカルマシン内にしかない情報には物理的に到達できないからです。
そこで「Local MCP」を開発しました。これは、Claude Desktop、Claude Code、Cursor、ChatGPTといった主要なAIツールを、macOS上のローカルアプリ(メール、カレンダー、連絡先、iMessage、Teams、Slack、WhatsApp、メモ、リマインダー、OmniFocus、OneDrive/Google Drive、Officeドキュメント、ローカルファイルなど)とMCP(Model Context Protocol)経由で直結するネイティブアプリです。現在約180種類のツールに対応しています。
私が特にこだわったのは、データの取り扱いです。
・デスクトップ/CLIクライアント(Claude Desktop、Cursor、Claude Code):すべてlocalhostで完結します。データはMacから一切外部へ送信されず、APIキーやOAuthの設定も不要です。
・Web版AI(ChatGPT、Claude.ai):localhostに到達できないため、利用者が自分で有効化する「オプトイン形式の暗号化リレー」を用意しました。デフォルトではオフになっており、これが唯一マシン外へ通信が発生する経路です。「100%ローカル」という言葉が曖昧に使われがちな現状を踏まえ、この点は明示しておきます。
このツールがどうやって難しいデータにアクセスしているかというと、カレンダー/連絡先はEventKit、メール/メモ/メッセージは起動中のアプリに対してAppleScript/JXAを実行、Teams/Slack/WhatsAppはGraph APIではなくディスク上のローカルストア(IndexedDB/LevelDB)を直接読み取る手法をとっています。そのため、クラウド連携では不可能な履歴の取得が可能です。メール送信やイベント削除といった破壊的な操作については、必ず事前にプレビューを表示し、確認を求める設計です。
すでに実験段階を終えており、数百人のユーザーが利用し、ヘビーユーザーは1日あたり数千回の操作を行っています。現在は無料で提供しており、有料プランはありません。今のところmacOS限定で、ソースコードはクローズドです。
インストール方法:
署名付き.appを公式サイト(https://local-mcp.com )からダウンロードするか、以下のコマンドでインストールしてください。
curl -fsSL 'https://local-mcp.com/install?ref=show-hn' | bash
ローカルストアの読み取りロジック、JXA/TCCパーミッションモデル、オプトインリレーの設計、なぜmacOS専用なのかといった技術的な詳細についてのご質問、大歓迎です。